電話のお悩み解決ラボ by IVRy

ホテル向けクラウドPBX比較5選!客室数別に費用相場と選び方も解説

最終更新日:
ホテルで使われるPBX(電話交換機)は、単なる音声通話だけでなく、顧客管理システム(PMS)との連携などを通じて業務効率化に貢献する重要なシステムです。しかし従来のオンプレミス型PBXは、導入・運用コストや機能拡張の面で課題を抱えるケースも少なくありません。本記事では、こうした課題を解決する「クラウドPBX」を中心に、最新のホテル向けPBXの種類や特徴、導入費用、そして自社の規模や課題に合ったシステムの選び方をわかりやすく解説します。

この記事では「クラウドPBX」を中心に、最新のホテル向けPBXの種類や特徴導入費用、そして自社の規模や課題に合ったシステムの選び方をわかりやすく解説します。

クラウドPBXとは

「クラウドPBXとは」の疑問に対し、仕組みや他サービスとの違いを説明するスライド

クラウドPBXは、従来オフィス内に設置していたPBX装置の機能をクラウド上で提供し、インターネット経由で電話機能を利用するサービスです。

項目

クラウドPBX

オンプレミス型PBX

初期費用

低い(無料の場合もある)

高い(数百万円以上)

導入期間

短い(数日〜)

長い(数週間〜数ヶ月)

保守・運用

ベンダーが対応(自社負担なし)

自社で対応(専門知識が必要)

拡張性

高い(Web上で変更可能)

低い(工事が必要)

従来のPBX(オンプレミス型PBX)と比べて、物理的な機器が不要なため初期費用を抑えつつ、場所を選ばない柔軟な電話環境を構築できます。

ホテル向けクラウドPBXを利用するメリット

ホテル向けクラウドPBXは、管理システムとの連携やモーニングコール自動化など、一般的なオフィス向けにはないホテル特有の機能を備えている点が特徴です。

クラウドPBXを導入すると、コスト削減だけでなく、顧客満足度の向上や多様な働き方の実現にも繋がります。

ここでは、具体的なメリットを3つの観点からご紹介します。

コスト削減と運用の効率化

クラウドPBXは、高額なPBX装置の購入や設置工事が不要なため、初期投資を大幅に削減できるのが最大の利点です。 従来のオンプレミス型PBXでは数百万円規模の投資が必要になることも珍しくありませんが、クラウドPBXなら数万円程度から導入できます。

またシステムの保守・運用はすべてベンダーに任せられるため、専門知識を持つIT担当者を確保する必要がなく、人件費やメンテナンスコストも圧縮できます。

顧客満足度とサービス品質の向上

PMSやCRM(顧客管理システム)と連携させると、顧客満足度を飛躍的に向上させられます。着信時に宿泊客の名前や過去の利用履歴などをPC画面に表示できるため、一人ひとりに合わせたパーソナルな応対が可能です。

「〇〇様、いつもご利用ありがとうございます」といった心のこもった一言が、顧客ロイヤルティを高め、リピート利用に繋がります。 さらに多言語対応の電話自動応答(IVR)を設定すれば、海外からの宿泊客もスムーズに案内でき、サービス品質の向上に貢献します。

事業継続性と柔軟な働き方の実現

クラウドPBXはインターネット経由で利用するため、万が一ホテルが自然災害などに見舞われた場合でも、別の場所から電話業務を継続できます。これは事業継続計画(BCP)の観点から見ても非常に重要です。

加えてスタッフのスマートフォンを内線化すれば、場所を選ばずにホテルの代表番号で発着信が可能になります。これによりリモートワークや複数拠点での柔軟な働き方が実現し、優秀な人材の確保や定着にも貢献するでしょう。

ホテル向けクラウドPBXの選び方

「ホテル向けクラウドPBXの選び方」について説明するスライド

自社のホテルに最適なクラウドPBXを選ぶためには、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは選定時に必ず確認すべき4つの基準を解説します。

ホテルの規模に合っているか

クラウドPBXは拡張性に優れていますが、まずは現在のホテルの規模(客室数やスタッフ数)に見合ったプランを選ぶことが肝心です。

小規模なホテルであれば基本的な機能を備えた低価格なプランで十分な場合が多いでしょう。一方、大規模なホテルやチェーン展開している場合は、多くの回線数や高度な管理機能に対応できるプランが必要になります。

将来的な事業拡大も視野に入れ、柔軟にプラン変更できるサービスを選びましょう。

既存のPMSやシステムと連携できるか

ホテル向けクラウドPBXの価値を最大化する鍵は、PMSとの連携にあります。 現在利用している、あるいは導入を検討しているPMSと確実に連携できるか、事前に必ず確認してください。

ベンダーのウェブサイトで連携可能なPMSのリストをチェックするだけでなく、可能であればデモンストレーションを依頼し、どのようなデータがどう連携されるのかを具体的に確かめることを強くお勧めします。

ホテル業界での実績とサポート体制は十分か

ホテル業界特有のニーズや課題を深く理解しているベンダーを選ぶことが、導入を成功させるための重要な要素です。ホテルへの導入実績が豊富なベンダーは実践的なノウハウを蓄積しており、より的確な提案やサポートが期待できます。

また24時間365日稼働するホテルにとって、電話システムの停止は許されません。深夜や早朝でも迅速に対応してくれる、手厚いサポート体制が整っているかどうかも必ず確認しましょう。

セキュリティ対策は信頼できるか

クラウドサービスである以上、セキュリティ対策は最も重要な確認項目の一つです。宿泊客の個人情報という機密性の高い情報を取り扱うため、信頼できるベンダーを選ぶ必要があります。

情報セキュリティに関する国際規格「ISO 27001」などを取得しているかは、その信頼性を客観的に判断する上での一つの基準となります。また通信の暗号化やデータセンターの管理体制といった、具体的なセキュリティ対策についても詳しく確認しましょう。

ホテル向けクラウドPBXの比較ポイント

数あるサービスの中から自社に最適なものを選ぶために、特に注目すべき比較ポイントを4つご紹介します。

料金体系(初期費用・月額料金)

料金体系は主に「初期費用」と「月額料金」で構成されています。初期費用は無料のサービスも多いですが、月額料金はID数(利用するスタッフ数)やチャネル数(同時に通話できる数)によって変動するのが一般的です。

単純な料金の安さだけでなく、自社の利用規模に合った料金プランが用意されているかを確認することが重要です。 また通話料が月額料金に含まれるのか、別途従量課金制なのかも忘れずにチェックしましょう。

ホテル運営向け機能の充実度

PMS連携以外にも、ホテル運営を力強く支援する機能は多岐にわたります。

機能

概要

ビジネスインパクト

ハウスキーピング連携

客室電話から清掃状況をPMSに通知できる

客室回転率の向上、情報伝達の迅速化

自動モーニングコール

設定した時間にシステムが自動で発信

フロント業務の負荷軽減、設定ミスの防止

多言語IVR

自動音声案内を多言語で提供

インバウンド顧客への対応力強化

通話録音

全ての通話を自動で録音・保存

応対品質の向上、トラブル発生時の証拠確保

スマホ内線化

スタッフのスマホを業務用内線として利用可能

スタッフ間の連携強化、通信コスト削減

これらの機能が標準で備わっているか、あるいはオプションとして追加可能なのかを確認し、自社の課題解決に必要な機能を洗い出しましょう。

導入から運用までのサポート体制

導入時の初期設定サポートやスタッフ向けの操作トレーニングを提供してくれるベンダーは、心強いパートナーです。特にIT専門の担当者がいないホテルにとっては、手厚い導入サポートの有無は重要な比較ポイントになります。

運用開始後も、電話やメールでの問い合わせに迅速に対応してくれるか、トラブル発生時にどのようなフローで解決に向けて動いてくれるのかなど、具体的なサポート内容を事前に確認しておきましょう。

SLA(サービス品質保証)とセキュリティ

SLA(Service Level Agreement)は、ベンダーが保証するサービスの品質レベルを示すものです。例えば「月間稼働率99.9%以上」といった具体的な数値で示され、これを下回った場合には利用料金の減額などの補償が受けられます。SLAが明確に規定されているサービスは、それだけ品質に自信があることの表れであり、信頼性が高いと言えます。

セキュリティに関しては、前述の国際認証の有無に加え、不正アクセス防止策やデータのバックアップ体制など、より具体的な対策を確認することが重要です。

\電話業務の課題も解決するならIVR!/

30着電まで無料

IVRを今すぐ試してみる

社内での説明にそのまま使える

IVRの資料はこちら

【客室数別】ホテル向けクラウドPBXの費用相場

クラウドPBXの導入にかかる費用は、オンプレミス型と比較して大幅に抑えられますが、具体的な費用感を把握しておくことは予算策定において重要です。

ホテルの規模

客室数の目安

初期費用

月額費用(基本料+ID料)

運用費用(通話料・オプション等)

小規模

10〜30室程度

0円〜5万円

1.5万円〜4万円

5千円〜2万円 / 月

中規模

50〜100室程度

5万円〜20万円

6万円〜12万円

2万円〜5万円 / 月

大規模

150室以上

20万円〜100万円以上

15万円〜30万円以上

5万円〜10万円以上 / 月

※上記はあくまで目安です。客室に設置する端末(専用IP電話機やタブレット)を新規購入・レンタルする場合は、別途端末代金が発生します。

小規模ホテル・旅館(客室数:10〜30室程度)

ゲストハウスや小規模な旅館、オーベルジュなどの規模感です。スタッフの所有するスマートフォンを内線化(BYOD)し、客室には安価なIP電話機を設置する、あるいはフロントとの連絡をLINE等のチャットに代替して客室電話を最小限にするケースが多く見られます。

  • 初期費用(0円〜5万円):アカウント発行や基本設定のみであれば、初期費用無料のサービスも多く存在します。
  • 月額費用(1.5万円〜4万円):1IDあたり1,000円前後のサービスを利用し、客室+スタッフ分で20〜40ID程度を契約するイメージです。
  • 運用費用(5千円〜2万円/月):外線通話料や、自動音声応答(IVR)などの簡易的なオプション費用が含まれます。

中規模ホテル(客室数:50〜100室程度)

一般的なビジネスホテルや中規模リゾートホテルなどの規模感です。この規模になると、フロント業務の効率化のために「PMS(ホテル管理システム)との連携」や「自動モーニングコール機能」などのホテル特化型オプションを導入するケースが増えます。

  • 初期費用(5万円〜20万円):基本設定に加え、既存の電話番号を引き継ぐためのゲートウェイ機器の設置や、PMS連携のための初期セットアップ費用が発生しやすくなります。
  • 月額費用(6万円〜12万円):客室数とスタッフ数を合わせて70〜130ID程度の契約となり、ボリュームディスカウントが適用されるサービスもあります。
  • 運用費用(2万円〜5万円/月):通話料に加え、PMS連携オプションや通話録音機能などのシステム利用料が月々のランニングコストに上乗せされます。

大規模ホテル(客室数:150室以上)

シティホテルや大型リゾート、複数拠点を展開するホテルチェーンなどの規模感です。客室に多言語対応のタブレットを設置して内線兼インフォメーション端末として活用したり、予約センターを別拠点に設けて全社でシステムを統合したりする高度な運用が求められます。

  • 初期費用(20万円〜100万円以上):高度なカスタマイズ、専用線の敷設、大規模なネットワーク構築、複数システム(CRM/PMS)との複雑なAPI連携などが必要になるため、初期投資は大きくなります。
  • 月額費用(15万円〜30万円以上):200ID以上の大規模契約となります。拠点間(ホテルと予約センターなど)の内線通話がすべて無料になるため、オンプレミス型PBXと比較すると大幅なコストメリットが出ます。
  • 運用費用(5万円〜10万円以上/月):通話料、高度なセキュリティオプション、24時間365日の専任サポート(SLA)などの保守・運用費用が含まれます。

ホテル向けクラウドPBX5選

ホテルや旅館などの宿泊施設向けに特化した機能を持つ、あるいはホテルへの導入実績が豊富なクラウドPBXを5つ厳選してご紹介します。各サービスの料金や機能を比較し、自社の規模や課題に合ったものを見つけてください。

サービス名

初期費用

月額料金

主な機能

無料トライアル

MOT/Hotel Phone

29,800円〜

3,980円〜

客室タブレット内線, PMS連携, 多言語対応

あり

BIZTEL

50,000円〜

21,000円〜

予約センター向け機能, CRM/PMS連携, 全通話録音

あり

トビラフォン Cloud

33,000円

3,300円〜

スマホ内線化, 顧客管理, 迷惑電話ブロック

要問合せ

モバビジ

0円

850円〜

高音質通話, スマホ連携, ひかり電話回線

要問合せ

クラコールPBX

0円

980円〜

IVR, 全国主要都市の市外局番, 小規模向け

あり

MOT/Hotel Phone(MOT/TEL)

MOT/Hotel Phoneは、ホテルや旅館向けに特化したクラウドPBXです。客室に設置したタブレットやスマートフォンを内線電話として利用でき、多言語対応やPMS(ホテル管理システム)との連携機能を備えています。フロント業務の負担軽減や、宿泊客へのスムーズな案内を実現します。

初期費用29,800円~、月額基本料3,980円~、通話料についてはお問い合わせください。

公式サイト: https://www.mot-net.com/hotelphone/

導入事例: https://www.mot-net.com/hotelphone/casehotel/

BIZTEL

BIZTELは、高いセキュリティと安定した通話品質を誇り、ホテルの予約センターやフロント業務で豊富な導入実績を持つクラウドPBXです。CRMやPMSとの柔軟な連携が可能で、着信時に顧客情報をポップアップ表示させるなど、宿泊客へのパーソナライズされた対応を強力にサポートします。

初期費用50,000円~、月額基本料21,000円~、通話料8円/3分~


公式サイト: https://biztel.jp/bp/

導入事例: https://biztel.jp/case/cs/3882/

トビラフォン Cloud

トビラフォン Cloudは、スタッフのスマートフォンに専用アプリを入れるだけで内線化できるクラウドPBXです。館内を移動する清掃スタッフやフロント間の連絡がスムーズになり、業務効率が向上します。迷惑電話フィルタ機能も標準搭載されており、不要な営業電話をブロックできる点も魅力です。

初期費用33,000円、月額基本料3,300円、NTTコミュニケーションズグループが提供するIP電話同士の通話料無料、国内固定電話への通話料8.8円/3分、国内携帯電話への通話料17.6円/分


公式サイト: https://tobilaphone.com/biz/cloud/

導入事例: https://tobilaphone.com/biz/cloud/voice/

モバビジ

モバビジは、NTT東日本・西日本のひかり電話回線を利用した高品質な音声が特徴のクラウドPBXです。広いホテル館内や複数拠点間でも、スマートフォンのアプリを通じてクリアな音質で内線通話が可能です。使いやすい操作性で、ITに不慣れなスタッフでも直感的に利用できます。

初期費用0円、月額基本料850円~、通話料はNTTと同様

公式サイト: https://moba-biji.jp/

導入事例: https://officio-office.jp/mobabiji/case/ing/

クラコールPBX

クラコールPBXは、1ユーザーから安価に利用できるため、小規模なホテルや民泊施設などに最適なクラウドPBXです。03などの主要都市の市外局番を利用でき、自動音声応答(IVR)機能も備えているため、少人数での運営でもプロフェッショナルな電話対応を実現します。

初期費用0円、月額基本料980円~、通話料8円/3分~


公式サイト: https://clocall.jp/pbx/

導入事例: https://clocall.jp/casestudy/case013/


クラウドPBXの導入を検討中なら「アイブリー」がおすすめ

アイブリー」は、IVRを活用したクラウド型の電話自動応答サービスです。電話の着信時に自動音声ガイダンスが応答し、用件に応じて音声案内や転送を自動的に行います。日本語、英語、中国語、韓国語に対応しているため、海外拠点での利用にもおすすめです。

アイブリー」の導入により、簡単な問い合わせは自動回答できるため、電話対応件数を大幅に削減できます。さらに、迷惑電話対策や顧客管理機能、AIによる文字起こしなど、電話業務を便利にする機能が豊富にあり、月額3,317円~(年払いの場合/電話番号維持費除く)という低コストで利用可能。

クラウドPBXよりも手軽に導入できるため、海外に拠点を持つ企業におすすめの選択肢です。

\電話業務の課題も解決するならIVR!/

30着電まで無料

IVRを今すぐ試してみる

社内での説明にそのまま使える

IVRの資料はこちら

料金プランについては下記からもご覧いただけます。

https://ivry.jp/pricing/

アイブリー第2編集部のプロフィール画像

アイブリー第2編集部

(株式会社IVRy / アイブリー第2編集部)

アイブリー編集部です。電話に関する様々な情報をわかりやすく解説します。 【アイブリーとは?】 アイブリーは月額 3,317円(※1)から利用できるAI・IVR電話自動応答サービスです。AIが設定をサポートし、営業電話・顧客からの問い合わせ・注文・予約等の様々なシーンを自動化します。最短1分で利用開始でき、30着電まで無料でお試しいただけます。 ※1: 年払いの場合/電話番号維持費除きます

XFacebooknoteSNSリンク